ウィットに富む作品集
通信教育講座で探偵術を学びはじめた運転手・モーランが事件に遭遇する。講師と郵便でやりとりしながら、事件に臨むのだが、講師の教えを誤解して暴走。しかしなぜか事件は解決。という短編集。この作品のテイストは、なかなか日本人の作家には出せないと思う。「ウィットに富む」という表現がまさに当てはまる作品である。 本作品は、2004年度版このミスで10位を獲得した。
通信教育探偵 P・モーラン
これは楽しい小説です 主人公のピート・モーランは富豪の運転手ですが 通信教育で探偵術を習い、それを実践したくてたまりません ちょっとかじってはすぐにとんちんかんに 理解して行動するものだから はちゃめちゃな事態を巻き起こします 尾行の対象として選んだイタリア人が実はドイツ人の麻薬密売人だったり 家の中に隠された宝石を探して、ナポレオン像を壊したりと・・・ でも、立派な探偵なんです
晶文社
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