台湾ってどんな“国”?



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ある意味「おもしろい」本

 著者は、民進党国際部に出入りしていた関係で、基本的にその立場からの主張となっています。残念ながら、客観性、公平性には乏しいです。

 著者のブログ「むじな@台湾よろず批評ブログ」も同様の立場でより広い話題を扱っているので本書と合わせて参考にされるといいでしょう。

 たとえば根拠に乏しい主観的見地から2008年の立法委員選挙、総統選挙で民進党の勝利を声高に予想していながら、ものの見事に著者は外しました。

 しかしその件に関する真摯な反省も論理的な分析もないままです。ネットの掲示板では著者との擬似的「討論」ができますが、残念ながらロジックに基づいた議論は成立しません。
著者の罵詈雑言を浴びるのみです。

 はたして著者が台湾に関わる意図はなんでしょうか。本を書く意図はなんでしょうか。

 本書については、ジャーナリストによるものというよりは、二世代位前のイタイ活動家によるものと捉えた上で読むのがよかろうとおもいます。
その意味である意味「おもしろい」本ではあります。

 台湾を知る上で本書をその一冊に加えることに反対はしませんが、バランス良く他の本を読み比べ、事実と真実と自身の見解を自分の目と耳で獲得されるのがいいでしょう。
著者の予想を超える変貌の起こる国台湾

本書発行後に、次期総統選挙が行われ国民党の候補が勝利した。おそらくその結果も、著者にとっては驚きだったのではないだろうか。
何となく親近感のある隣国台湾は、実は日本とはもって非なる多民族で変容性のある国家のようだ。

内容が政治に偏っているのが、やや残念だが、近年の台湾を知るにはいい書だろう。



日中出版
台湾入門
台湾建国―台湾人と共に歩いた四十七年
日本の命運は台湾にあり―軍拡中国がある東アジアで
哈日族 -なぜ日本が好きなのか (光文社新書)
台湾―変容し躊躇するアイデンティティ (ちくま新書)